名刀



-名刀-



A「さぁさ、皆さまお立ち会い!

御用と急ぎじゃない方は寄っておいで、見ておいで。

手前に取り出したるは古今東西類をみない名刀。その切れ味は恐ろしく、かの信長公も腰を抜かすほど!

おっと?兄さん信じてないね?

ものは試しだ、やってみて!さぁ確かめて!

一度(ひとたび)鞘(さや)から解き放てば、真白(ましろ)の刀身(とうしん)現れて、甘い匂いを撒き散らす。

残念ながら抜いたら最後、戻すことはできないが、気分は幸せお殿様!!

おうおう、あんまりさわっちゃいけないぜ?手前の刀身、切れ味は良いが折れやすい。美人薄命(はくめい)とはこのことよ!

天下の刀匠(とうしょう)のお墨付き!値段も手頃!これで買わなきゃ末代(まつだい)までの恥だぜ!

どうだいそこ行く小粋(こいき)な兄さん!買ってくかい?」


B「…おいこれ…バナナだろ?」


A「うっ!…えーと…さっ、さぁさ!みなさまお立ち会い…」



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