黒ひげ

-黒ひげ-

「周りには注意しろ。

この辺りには海賊がうようよいるからな...ん？あれはフランス商船...

残念だったな。このエドワード・ティーチから逃げようとは、命知らずめ。

さぁ旗を揚げろ！

俺達から逃れようとしたこと、後悔させてやれ！

...なんだ。もう怖気づいたのか。

くくく...面白い...

さぁ、敗者はおとなしくその腐る程ある宝も、食料も、船も全て置いてさっさと失せろ！この程度で降参するような愚者共(ぐしゃども)に、用はない。

ほう？なんだ。命が惜しいとほざくなら...望み通りにしてやってもいいんだぞ？

(銃を構える)

ふはははは...どいつもこいつも面白い奴ばかりだな。

もはや俺の旗を見ただけで縮み上がって降伏するような雑魚ばかり...

悪魔の化身、黒ひげの名も悪くない。存分に俺を恐れるがいい！！

￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

...なんだ？ほう...イギリスか。まぁそう慌てるな。あの馬鹿共を叩き起こせ！

こんな時間までぐーたらしてるのろま共、よーく聞け！処刑がそんなに怖いか？俺には恐れるものなどないぞ？命など惜しくない！お前らは違うのか！

...そうだろう！答えはとっくに出ているだろう！なら全力でそれに従え！！勝敗は目に見えている！死んでも勝て！！！

（イギリス船に向かって）

...お前らに捕まるものか、返り討ちにしてやる！

...南に針路をとれ。

奴らが追ってこれるか見てみよう。

ふん。無知な奴らめ。よくもまぁノコノコと、浅瀬までご苦労なことだ。

さぁ一気に近づけ！

...お前ら、よーく狙え？

撃て！！

よし、奴らは虫の息だ！

船に乗り込んで切り刻んでやれ！

いくぞ野郎共、俺に続け！！！！

...さぁ、俺をあの世送りにしてみせろ！！！（銃で撃ち合う）

...ぐはっ！？

...ふっ、甘いな...俺は最後まで海賊という自分の人生を誇り、

そしてまっとうする！！（剣を抜く）

（相手が剣を落とす）

...さぁ、これで最後だ...

...！？！？

（背後の若い兵士に切りつけられる）

...ぐふっ...でかしたな、若いの...」

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