契約



−契約−



「…我の眠りを妨げる者よ…貴様は誰か?

ふむ…やはり…か。我に近づく幾多の猛者に何度も問いかけてはきたが…もはや我が主(あるじ)は存在せぬのかもしれんな…


ん?おい小僧...何を驚いておるのだ?

…もっ、もしや我の声が聞こえるのか!?

なんだと!?ふふふ…おもしろい…。

小僧!我を強く握りしめてみよ!

おぉぉ!金色(こんじき)のオーラ…くくく…ふはははは!だが…これは王家の…何故こんな貧相な小僧が…まぁいい


お前、名は?ふん…なるほど…そういうことか!

よかろう。ではお前に問う。

...お前にとって力とは何か?


……そうだ!力とは武器そのもの。使う者の心によって尊きモノ、悪しきモノと姿形(すがたかたち)を変化させることが可能だ。

だがより強力な力は、使う者の心を腐らせる。

お前は…己の生涯をかけて自身の心と向き合い、戦い続ける『覚悟』はあるか?


ふ…愚問だったな…承知した。

さぁ!我をこの台座から引き抜け!これよりお前を我が主と認めよう。

そして叫べ!我の名を!精霊に鍛(きた)えられし我が名は…聖剣!エクスカリバー!!」



コピペ用↓

https://yosiyuki57serifu.jimdo.com/keiyaku/