兄妹−決意



13.決意



−病室数日後−


C「じゃあ先輩!オレ帰りますねっ!お大事にっ!」


A「あぁ◯◯わるかったな!彼女によろしくな〜」


C「は〜い◯◯ちゃんもまたね、先輩に説教してやってよ〜無茶すんなって」


B「は〜い任せてくださいっ(๑•̀ㅂ•́)و✧」


C「んじゃ!」


バタン


B「はいっりんごっ!」


A「おっ!わりぃな…◯◯…いててて」


B「もう!じっとしてなさい!…食べさせてあげるから」


A「うぇ?」


B「うぇってなによ?嫌なわけ?」


A「いっ!いえいえ光栄でございますっ!」


B「ふふっよろしい!」


A「◯◯」


B「な〜に♫」


A「心配させて…わるかったよ…」


B「もう!ほんとだよ!」


A「ははは(笑)」


B「な〜にがおかしんだかっ!こっちはね!心臓が…」


A「母さんに…会ったんだ…」


B「え!?」


A「(笑顔)母さんに会ったんだよ」


B「…ふ…ふ〜ん…それで?」


A「怒られた笑、なにしにきたの〜!って」


B「へぇ〜お母さんがぁ〜すごいね(笑)」


A「あぁ!こっちは怪我人なのに容赦なしで往復ビンタだよ?ひっでえよな(笑)」


B「うわぁ〜(꒪ȏ꒪;)」


A「そんで…「あんた忘れてること、やり残したことあるでしょ!」って怒鳴られた笑…だけどオレ…思い出せなかったんだよな…」


B「…う…うん」


A「そしたらさっ!すげー呆れた顔して、一つ箱をくれたんだ。最初わけわかんなくて、なんだこれ?もっといいモンくれよ、って思ったんだけど…開けてみたらそこには…オレのやりたかったこと、大切にしたかったこと…守りたかったこと、オレの思い出が全部入ってて…全部思い出したんだ」


B「へ〜♫すごい箱だね」


A「そうさっ!…ずっと見ててくれたんだよな…母さん。オレが思い出したときな…笑ってくれたんだ…。

そんで…応援してくれたんだよ…がんばれっ!しっかりやんなっ!って背中をおもいっきり叩いてね(笑)」


B「ふふふっ♫」


A「なぁ似てると思わないか?」


B「え?」


A「◯◯にだよ」


B「えー私はそんなにすごくないよ?ははは」


A「似てるんだよ…優しいとこも、怒ると怖いとこも、笑うとすごく幸せな気持ちにさせてくれるとこも」


B「え…へへへ…照れるな…」


A「ははは…そうだ!…あれ?あれどこいったんだ?」


B「ん?にぃにが持ってた箱?ちょっ!ちょっと待ってね…うんと…どこいったんだろ?」


A「あ?なくしちまったか?」


B「あっ!あった!これでしょ?」


A「おっ!あったか!?よかった〜」


B「はいっ!」


A「ん?あれ?この箱…どっかで…」


B「ん?」


A「あ!!はははは…そうゆーことか!ははは」


B「あわわわわっ!にぃに?どーしたのっ!先生よんでくるねっ!」


A「まっまて!違う!オレは正常だっ!」


B「ほんとにぃ〜?」


A「あぁ!」


A「な〜んだ…答えはこの中に最初からあるじゃねーか(笑)」


B「その…箱…にぃにが告白するときにあげるプレゼントだったんでしょ?◯◯さんから聞いたよ…?」


A「あぁ…そうだな…これはオレが1番大切な人に渡したいモンだ…オレの決意の証さっ」


B「へ…へぇ…」


A「見てみるか?◯◯?」


B「え?」


A「ほらっ!開けてみなっ!」

B「もう!なんで私が…あ…指輪…」


A「壊れてねぇなっ!よかった…ふぅ」


B「これ…がにぃにの決意の証…最後の人にあげる物…なんだ」


A「あぁ!母さんも応援してくれたしなっ!」


B「そ…そっか。上手くいくといいね…」


A「…で?返事は?」


B「え?」


A「だーかーらっ!返事!」


B「え…返事?」


A「かーっ!もう!よく見ろっ!」


B「ええっ?」


※◯◯to◯◯

「I will protect you for life.」オレがずっと守ります


A「あの……わかりましたか?照」


B「…ひぐっ!うぅぅ」


A「うぉっ!なんだっ!」


B「うぅ…じゃあ…にぃにの…相手って…」


A「えっ!わかるだろ!?」


B「ちゃんと言ってくんなきゃ、わかんないもんっ!!」


A「うぉっ!……マジ?」


B「うん!♫」


A「はぁ…オレが大切にしたいと思ったのは...お前なんだ。◯◯…」


B「うぅぅぅ…にぃにっ!!」


A「わわっ!飛びつくなって…こっちはケガ人…」

B「うわぁ〜ん(泣)」


A「ったくしょうがね〜なぁ」


B「にぃに…ひぐっ」


A「…ん?」


B「にぃに……成功だよっ!」


A「あぁ!サンキュー」


B「だから…もうちょっと…このままでいて…いい?」


A「あぁ。」


B「にぃにっ!大好きっ!」


−数日後−


A「おーいっ!◯◯!遅れちまうぞ〜電車」


B「わーん!待ってよ◯◯!」


A「たくっ!昨日夜更かしすっからだぞ」


B「なっ!誰のせいだと思ってんの?」


A「えっ!オレ?」


B「◯◯が私にゲーム勝てないから、勝つまでは〜とか言って散々私を付き合わせたからでしょ〜?」


A「あ〜そんなこともあったなぁ〜しかーし!過去は過去だっ!」


B「むーっ!」


A「うげっ!まさかっ!このパターンわまたいつものやつですか?……にっ、逃げろ〜(逃走)」


B「あっ!!こらーっ!まてーっ!」


A「ほらほらっ!急がねぇと遅れちまうぞーっ!」


B「もーっ!ばかーっ!」


A「はははっ!♫」


−お墓−


A「母さん…約束どおり来たよ…遅くなっちまったな…ごめん。でもオレ…もう忘れないから、しっかりするから…また見ててくれよな」


B「お母さん…にぃにを助けてくれてありがとうござました。私もこの想いずっと大切にします…」


A「さぁ〜て!どっか寄って帰るかっ!」


B「おっ!どこいくの?にぃに」


A「あれ?にぃには卒業したんじゃなかったのか?(笑)」


B「もうっ!細かいことは気にしちゃだめーっ!」


A「◯◯ほらっ!」(手を差し出す)


B「ちーがーうっ!えいっ!へへへ」


(腕を組む)


A「ったく(笑)…まぁいいやっ!さぁ〜いくぞー」


B「おーっ!♫」


A「守りたい人がいるっていいもんだな…ふふ」


A「母さん…オレ…◯◯に出会えて幸せになったよ」



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