国王−(死1)



国王-(死1)



B「ふふ、ふはははははははは!!!

やぁ兄貴?やっとこの時が来たねぇ...待ち遠しかったよ...」


A「◯◯か、あぁ...そうだな」


B「くくく。こんなに最高の日だっていうのに...兄貴元気ないねぇ?


まさか、もう死んじゃいますなんてくだらないこというんじゃないよねぇ?はは」


A「...俺の今の状態など、お前が感じた通りに、好きに思えばいい。」


B「はっ!まったく、兄貴は昔から面白く無いよね〜」


B「仮にも!オレの兄貴だったらさぁ!もっと!楽しませてくれても!いいんじゃ!ないかな!えー?おい!」


A「ぐはっ!」


A「◯◯…すまない…私がふがいないせいで…」


B「そうさ!あんたが役に立たなかったせいで、この国は滅ぶんだ。オレの手によってねぇ」


A「はぁ…はぁ…それでいい…」


B「おぃおぃ…ついに頭のネジまでふっとんじまったのか?国の崩壊を受け入れる国王がどこにいやがる!それにオレを国外に追放したのはあんただろ?今さら調子のいいこといってんじゃねーよ!!」


A「すまない…だが…私にはこの方法しかなかったんだ…」


B「なんだあ!?内容によっては今、この場でぶっ殺すぞ!!」


A「ふ…好きにしろ…」


A「最初に言っておく…この国は腐っている…何代も前から貴族等が国を支配していてな…。気に入らないものは手段を選ばず排除する、それが王家であってもだ…

私は水面下でこの国の膿を排除しようと画策した…だが失敗に終わった。…側近の裏切りによってだ…

国家反逆の汚名を着せられた私はもはやヤツらの傀儡となるしかなかった。」


A「ヤツらはまず弟であるお前の処分を行おうとした…王位継承権をもっていて、なおかつ民の人望も厚いお前の存

在が目障りだったのだ。」


B「ふん…」


A「ふっ…私は昔からお前のほうが王にふさわしいと思っていた…なぜだかわかるか?」


B「んなこと…わかるかよ。」


A「…皆の希望を実現できるかもしれない男だからだ…」


B「!?」


A「貴族どもは何かと理由をつけお前の処刑をしようとした…私はなんとか食い止めようとしたが私には監視がついて、いかなる行動も制限がつけられている。」


A「そこであの暴動騒ぎだ…私はチャンスだと思った…公の場で国王が追放命令を出せば貴族どももそれ以上追求することはできない」


B「…だとしても!なぜオレが軍を率いて戻ってくるとわかった!?」


A「わかるさ…お前はオレに負けるのが死ぬほどイヤなのだろう?

必ずオレを殺しにくると信じていた…」


B「!?」


B「…なんだよそれ…それだけの理由でお前…オレを信じたのか?」


A「お前が信じる信じないはどうでもいい。

私にはそれで十分だった…」


B「お…おぃ…」


A「情けない兄ですまない…」


A「...〇〇、お前だけは、お前だけはどうか、、、生きろ、、、生きて、、、、くれ、、、、、

俺のようにはなるな、よ、、、ぐはっ」


B「…勝手なことを言っといて勝手に死ぬんじゃねーよ!!

…最後まで足掻けよ!最後まで憎ませてくれよ!!クソ野郎がぁぁ


おいっ!兄貴!おいっ!また勝ち逃げかよ!!オレはまだ一度もアンタを超えてねーんだよっ!まだだ!まだ逝くな!」


B「…くそったれが…」


B「……」


B「わかったよ…アンタの望み最後にオレがかなえてやる!この国を破壊する!!


…あばよ」


−貴族の前−


B「国王は殺した…次はてめーらの番だ…

さぁ…いいか?てめーら…

あはははは…スクラップの時間だぜぇぇぇぇ!!」


−虐殺後−


B「…ありがとな…兄貴…」



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