ーライバルー
「キミが見てる世界はどんな風に見えるんだろう。
夢を追いかけてるキミの背中はとても眩しくて、私が手を伸ばしても届かなくて。
キミは時々振り向いて気にしてくれるけど、そのたびに自分の無力さに泣きたくなってくるんだよ。
悔しくて、腹立たしくて、情けなくて
我慢できず思いっきり叫んだんだ。
「私はキミの後ろじゃなく、隣にいたいんだ!
隣で同じ景色を見ていたいんだ!
これ以上私を見くびるな!」
本心を吐き出したら、少し心が楽になった。
もうすぐキミは新しい世界へ旅立っていくんだよね。
「次に会うときはきっとキミと肩を並べてみせるよ。私の目標…絶対負けないからっ!」
その時、私はキミを生涯のライバルに決めたんだ。 」
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