兄妹−死別(分岐1− ②)



12.死別(分岐1ー②)



※『』はナレーション風に


B「さてと!…にぃに…こんなとこにいたんだ…。もぅ!私ずっと待ってたんだよ?連絡くれるの…。

ご飯どうするの?いるのかいらないのか、どっちかわからなかったんだからっ!ちゃんと連絡してよね!

うんと、あとね、私にぃにのラストアタック…朝あれだけ張り切ってたから、絶対うまくいっちゃうなぁ〜って思って覚悟してたんだよ?…

ん…それでにぃに〜?結果どうだったのかなぁ?。思ったとおりの結果…だせた?

うまくいったら笑っておめでとうっていえるように練習もしたんだよ?

だけどにぃにはすごいよね。いつも私の想像の上をいっちゃうんだよ?サプライズ…好きだもんね。私いつもビックリさせられちゃって…すごく嬉しかったんだよ?

ひぐっ!だけど…だけどね…?今回ばっかりは、私が考えた『最悪な結果』を超えてほしくなかったなぁ…

ひぐっにぃに…◯◯さんを守ったんだってね?聞いたよ?…ほんと、にぃにらしいね…結局貧乏くじひいちゃって…さ…

にぃにのことずっと心配してたんだよ?不安だったんだよ?私の気持ち…きづいてるんじゃないかって思ったんだよ?

もう…我慢しなくていいよね?私にぃにが大好きだったんだよ?だから…さ…私を置いていかないでよっ!こんなの、こんなのないよぉ(号泣)うわぁぁぁあん!!」


C(耳を塞ぐ)「………っ!!」


時間をおいて


C「◯◯ちゃん…ちょっといい?」


B「◯◯さん…」


C「あの子はもう帰らせたから…いいんだ…」


B「ごめんなさい…デート中に」


C「気にしないでくれ…そのほうが辛い…オレは先輩に助けてもらわなかったら…死んでたんだから…」


B「……ひぐっ」


C「これ…オレから渡すべきじゃないんだけど…先輩がこれを◯◯ちゃんに…」


B「えっ?にぃにが?私に?」


C「うん…今日はもう帰ろう?先輩も…そう言ってると思う…送るよ」


B「…ありがとうございます。


...にぃに」


−家−


B「にぃに…私ね」


−回想−


B「はっはじめまして◯◯くん!えええっと…きょっ今日からお世話になります…◯◯です。」


A「はぁ〜それはそれはご丁寧に…って!えええっ!?お世話になりますー?」


A「ちょちょちょっと待って!んー…

一応聞くけど家間違っては…」


B「えええっ!だって◯◯くんですよね?違うんですかっ…??」


A「いや◯◯はオレだけと…えぇ!?」


B「はいっ!じゃあ合ってます!よろしくお願いしますねっ!お兄ちゃん!♫」


−回想−


A「おぉ〜オレは今とても感動しているっ!

まともな朝飯がいまここにっ!」


B「もぅ大袈裟だなぁ〜。にぃにいつもどんなもの食べてたのよ?」


A「んあっ?もぐもぐ」


B「あっいい。食べてからで…」


A「そうだなぁ〜親父と2人の時はトーストだろ?トーストに...トーストに…あ、カップ麺!!」


B「…はは…パンとラーメンね…はぁ〜」


−現代−


B「だらしなくて、子供みたいなにぃに…だけど…」


−回想−


B「う……きゃっ!うぅぅぅ…」(耳をおさえてる)


A「ハァっハァっやっと見つけた…はぁ…ほら…(ヘッドホンをかける)これで…聞こえないだろ?」


B「あ…あれ?にぃに?」


A「このバカっ!雷が怖いなら怖いでちゃんと言わなきゃ…わかんないだろ!自慢じゃねーが、オレはそんなに頭良くねーぞ!」


B「えっ!何?きこえないよー」


A「もういい!黙ってろ…(肩を抱き寄せる)」


A「心配…したんだからな…」


−現代−


B「私にとってはいつも助けてくれるスーパーマンで…」


−回想−


A「うぇ〜またこの人混みにつっこむのかよっ!えーと……また手つないで行くか?」


B「え…どっちでもいいけど…」


A「じゃあっ!ほらっ!」 


 B「え?…はい」


−現代−


B「男らしくて…」


−回想−


A「明日オレ休みだから、明日の朝飯オレがつくるよっ!たまにはいいだろ?」


B「えーっ!にぃに料理つくれるのー?」


A「ふふふっ!なめるなよ?オレだって密かに練習をだな…」


−現代−


「優しくて…」


−回想−


A「えっ!どれどれ…てばさき…手羽先!?あ、あのっ!それはっ!…なんかの間違いで…」


B「どこの!誰が!フライドチキンと手羽先を間違えるのかなぁ〜♫」


B「にぃにっ!外で正座っ!」


A「...ま、マジ?」


−現代−


B「いつも私を笑顔にさせてくれる…そんなにぃにが私は…」


ー回想ー


A「おっおいっ?どーしたんだ?あちゃ〜またオレなんかやらかしたか?ははは」


B「!?にぃに、ちょっと後ろ向いて!」


A「おっおう…」


ドンっ(頭を背中に当てる)


B「ぐすっ…ありがと…ごめん」


A「ははは…おう」


B「ぐすっ…ありがと…大好き(超小声)…


A「おう」


−現代−


B「大好きです。」


−手紙−


A「◯◯…ありがとう、これからも◯◯と一緒にいたいな…えっと…好きだよ…オレと結婚してください」


B『その晩私は夢を見た』


−夢−


B「もう!にぃに〜相変わらずぶっとびすぎだよ〜(笑)」


A「おっ?そうか?ははは…いいんだよオレたちはこれで(笑)…んで?答えは?」


B「む〜わかってるくせに!」


A「◯◯の口から聞きたいんだよ」


B「えっと…そんなの」


A「ん?(笑)」 


B「…にぃにのばか…


もちろん『はい』に決まってる♫」


A「そか!やった!大好きだよ◯◯」


B「もう!私もだよ…◯◯♫ずっと一緒にいようね!」 


A「あぁ!!」


B『箱には、


「◯◯から◯◯へ」


とかいた指輪が一つ入っていた』


 B「ねぇ…私、にぃにに会えて幸せだったよ」



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