−正体−
「ひっ…妖…なぜこのような所に!
わっ、私を喰らうと申すか…お許しください
私は…まだ死にとうないっ!
…私には…成さねばならぬことが…まだあるのです…どうか!どうか…お見逃しください(泣)
…か弱き乙女がこれだけ頼んでも退かぬか…屑(くず)め!…
身の程をわきまえよ下郎!!
フン…この京でまだ妾に刃向かう輩がおろうとはな…しばらく来ぬうちに無能共がつけあがりおって!!
おい貴様…妾を喰らうと申しておったな…?
低級霊の寄せ集めふぜいが…ほれ、やってみせい…
どうした?やれと言っておろう?…口ほどにもない…
力の差を理解したか…怯えおって...じゃが!!
妾への無礼…生かしておくと思うておるのか?
そうじゃな…妾が貴様を喰らうとしよう…
エサにしようと思っていた者にエサにされる気分はどうじゃ?
屑でも…少しは腹の足しになろう?
貴様はのぅ…選択を間違えたのじゃ…
我が妖力の糧となるがいい!ふふふふ、あははは
(むしゃむしゃ♫)
ちっ…まだ足りぬか…待っていろ晴明!!妾の力を奪った貴様を…必ず、必ず殺してくれるわ!!」
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